「結婚式って本当にやらないといけないの?」「正直、結婚式をやりたくない……」と感じている方もいるのではないでしょうか。
周りの友人が当たり前のように結婚式をしていたり、両親から「式はどうするの?」と聞かれたりすると、やりたくなくても「やったほうがいいのかな」と迷ってしまいますよね。
でも、結婚したら必ず結婚式をしなければならないわけではありません。
実際、マイナビウエディングの「結婚・結婚式の実態調査2025」では、2024年7月~2025年6月に結婚した20~49歳のうち、「結婚式を挙げていない・挙げる予定はない」と回答した人は26.3%でした。
結婚式をしない理由で最も多かったのは、「他のことにお金をかけたかった」43.0%です。
つまり、「結婚式をやりたくない」「数百万円を別のことに使いたい」と考えること自体は、決して珍しいことではありません。
大切なのは、「みんながやっているから」という理由だけで決めるのではなく、二人が何を大切にしたいのかを考えることです。
この記事では、結婚式をやりたくないと感じる理由から、結婚式をやらないメリット・デメリット、後悔しないために確認しておきたいこと、フォトウェディングや家族との食事会など代わりになるスタイルまで詳しく紹介します。
結婚式をやりたくないのはおかしい?実は4人に1人以上が「予定なし」
結婚式をやりたくないと思っていても、「自分たちだけ変なのかな」と心配する必要はありません。
先ほど紹介したマイナビウエディングの2025年調査では、結婚式の実施状況は次のようになっています。
| 結婚式の予定 | 割合 |
|---|---|
| 結婚式を実施済み | 40.4% |
| これから結婚式を挙げる予定 | 18.7% |
| 結婚式を挙げていない・予定もない | 26.3% |
| 写真のみ(実施済・検討中) | 14.6% |
※出典:マイナビウエディング「結婚・結婚式の実態調査2025」
結婚式をしない予定の人だけで約4人に1人。さらに、一般的な結婚式はせず写真だけを選ぶ人もいます。
「結婚=結婚式」という一つの形だけではなくなっていることが分かります。
結婚式をするかどうかより、「二人が納得して選んだか」のほうが大切です。
結婚式の形自体もかなり多様になっている
リクルートブライダル総研の「結婚マーケット調査2025」でも、従来型の披露宴だけではなく、食事会やさまざまなウエディングイベントを含めた多様なスタイルが広がっているとされています。
そのため、
- 大人数の披露宴はしたくない
- 挙式だけならしてもいい
- 家族と食事だけしたい
- 写真だけ残したい
- 何もしなくてもいい
というように、結婚式を「する・しない」の二択で考える必要はありません。
結婚式をやりたくないと感じる主な理由
結婚式をやりたくない理由は人によって違います。
自分がなぜ気乗りしないのかを整理すると、「本当に何もしたくない」のか、「一般的な結婚式が自分たちに合わないだけ」なのかが見えてきます。
結婚式に数百万円を使いたくない
一番分かりやすいのがお金の問題です。
結婚式にはまとまった費用がかかるため、
- 新婚旅行にお金を使いたい
- 新居の費用にしたい
- 住宅購入の頭金として残したい
- 将来の子育てに備えたい
- 貯金を減らしたくない
と考えるのは自然です。
2025年のマイナビウエディング調査でも、結婚式をしない理由として「他のことにお金をかけたかった」が43.0%で最も多くなっています。
「結婚式にお金を使う価値を感じない」という二人なら、そのお金を別の目的に使うのも一つの考え方です。
一方、「結婚式自体はやりたいけれど金額が高すぎる」という場合は少し話が違います。
費用だけが理由なら、キャンセルする前に規模やプランを見直せる可能性があります。


準備が大変そう・時間を使いたくない
結婚式は当日だけではありません。
式場探し、衣装選び、招待ゲストの決定、招待状、料理、席次表、引き出物、演出など、決めることがたくさんあります。
仕事が忙しい二人にとっては、「休日のたびに打ち合わせをするくらいなら、結婚式をしなくていい」と感じることもあるでしょう。
この場合は、一般的な披露宴をやめて、フォトウェディングや家族との食事会だけにするだけでも準備の負担をかなり減らせます。
人前に出るのが苦手
「大勢の前で注目されたくない」という人にとって、結婚式は楽しみよりも緊張のほうが大きいかもしれません。
入場、ケーキ入刀、スピーチ、手紙など、披露宴では新郎新婦に注目が集まる場面が多くあります。
人前に立つこと自体が負担なら、無理に大人数の披露宴を選ぶ必要はありません。
二人だけで写真を撮ったり、家族数人と食事をしたりする形のほうが合っていることもあります。
呼びたい人が少ない・人間関係を気にしたくない
結婚式では、「会社の人をどこまで呼ぶ?」「この友人を呼んだら、あの人も呼ぶべき?」など、人間関係で悩むことがあります。
そもそも大人数を呼びたいと思わないなら、家族婚や少人数の食事会でも十分です。
招待する人を増やすためだけに、望んでいない大規模な披露宴をする必要はありません。
形式的なイベントに興味がない
「ウェディングドレスに憧れがない」「披露宴の演出に魅力を感じない」という人もいます。
結婚式に興味を持てないこと自体が悪いわけではありません。
大切なのは、パートナーも同じ気持ちなのかを確認することです。
本当に結婚式をやらなくていい?後悔しないための5つの確認
結婚式をやらないことに問題はありません。
ただ、「面倒だから」と勢いだけで決めるよりも、一度だけ将来の自分たちまで想像して考えてみることをおすすめします。
1.二人とも本当に結婚式をしたくない?
一番大切なのは、二人の意見が一致しているかです。
片方は「絶対に必要ない」と思っていても、もう片方は「できればドレスを着たい」「家族に見てもらいたい」と思っているかもしれません。
「結婚式をするか」だけではなく、
- ドレス・和装を着たいか
- 写真を残したいか
- 挙式を経験したいか
- 家族へ晴れ姿を見せたいか
- 友人へ結婚相手を紹介したいか
まで分けて話してみましょう。
披露宴は嫌でも、「写真だけならやりたい」ということもあります。
2.結婚式ではなく「披露宴」が嫌なだけではない?
「結婚式をしたくない」と思っていても、よく考えると嫌なのは大人数の披露宴だった、というケースもあります。
例えば、
- 挙式だけ
- 家族だけで挙式+食事
- 二人だけで挙式
- 親しい友人10人程度とのパーティー
なら抵抗がないかもしれません。
結婚式という言葉から100人規模の披露宴を想像せず、「どの部分ならやりたいか」を考えてみましょう。
3.写真は残さなくても後悔しない?
披露宴をしなくても、婚礼衣装を着た写真だけ残すことはできます。
写真もまったく必要ないなら問題ありませんが、「ドレスは一度着てみたい」「家族との写真は欲しい」と少しでも思うなら、フォトウェディングを検討してみてもよいでしょう。
結婚式は後からでもできますが、「今の二人」を写真に残せるのは今だけです。
4.両親へ晴れ姿を見せたい気持ちはない?
自分たちは結婚式に興味がなくても、両親が楽しみにしているケースがあります。
だからといって、親のためだけに何百万円もかけて大規模な披露宴をする必要はありません。
家族写真を撮る、食事会をする、挙式だけ見てもらうなど、負担の少ない形でも感謝は伝えられます。
5.「結婚式に使わないお金」を何に使いたい?
お金が理由なら、「結婚式をやめる」だけで終わらせず、そのお金を何に使うかも二人で話してみましょう。
例えば、
- 新婚旅行
- 新居
- 家具・家電
- 住宅購入
- 貯蓄・投資
- 二人の趣味
などです。
「結婚式よりこれにお金を使いたい」と二人が納得できているなら、やらない選択もしやすくなります。
結婚式をやらない代わりにおすすめの6つのスタイル
一般的な挙式・披露宴をしないと決めても、結婚の節目を残す方法はたくさんあります。
「何が嫌なのか」「何ならやってみたいか」に合わせて選んでみましょう。
| スタイル | こんな二人におすすめ |
|---|---|
| 何もしない | イベント自体に必要性を感じない |
| フォトウェディング | 衣装・写真だけ残したい |
| 家族との食事会 | 両親へのお披露目はしたい |
| 挙式のみ | 結婚のけじめ・儀式は大切にしたい |
| 少人数パーティー | 親しい人には直接報告したい |
| 記念旅行+写真 | モノより二人の体験を重視したい |
1.本当に何もしない
入籍だけして、結婚式やフォトウェディングを何もしないという選択ももちろんあります。
「結婚そのものが大切で、イベントは必要ない」という二人なら無理に何かをする必要はありません。
ただし、親族や友人への結婚報告だけは忘れずに行いましょう。
2.フォトウェディングで写真だけ残す
「披露宴はいらないけれど、ドレスは着たい」という二人に向いているのがフォトウェディングです。
スタジオだけでなく、海、庭園、街中など好きな場所でロケーション撮影を選べるプランもあります。
両親にも晴れ姿を見せたい場合は、撮影に家族を招待して一緒に写真を残す方法もあります。
3.家族・親族との食事会だけ行う
「披露宴まではしたくないけれど、両家でゆっくり話す機会は作りたい」という二人には食事会がおすすめです。
ホテルやレストラン、料亭の個室などを利用し、家族・親族だけで食事をします。
司会や余興、ムービーなどを入れず、料理と会話を中心にすれば準備の負担も少なくできます。
親族のみの結婚式や食事会にかかる費用はこちらで詳しく紹介しています。


4.挙式だけ行う
披露宴はしたくないけれど、結婚の節目として挙式はしたいという選択肢もあります。
二人だけで挙式をすることもできますし、両親や兄弟姉妹だけに参列してもらうこともできます。
披露宴を行わないため、料理、引き出物、演出などの準備を大幅に減らせます。
5.親しい人だけで少人数パーティー
「大人数の披露宴は嫌だけれど、友人には結婚相手を紹介したい」という二人なら、小さなパーティーを開く方法があります。
レストランなどで10~20人ほどを招待し、堅苦しい進行を作らず食事と会話を楽しむだけでも十分です。
結婚式場で行う一般的な披露宴より、自由な雰囲気にしやすいのもメリットです。
6.新婚旅行を豪華にして写真も残す
結婚式に使う予定だったお金を新婚旅行へ回し、その旅行自体を結婚の記念にする方法もあります。
旅先で少し特別なホテルに泊まったり、現地で記念撮影をしたりすれば、「結婚式はしなかったけれど何も残らなかった」という状態を避けられます。
マイナビウエディングの2025年調査でも、結婚を機とした「記念旅行」という選択が見られます。
披露宴は嫌だけど「何か記念は残したい」なら、写真・食事・旅行のどれか一つだけ選ぶ方法もあります。
結婚式をやらないメリット・デメリット
結婚式をやらないと、費用や準備の負担を減らせる一方で、あとから気になることが出てくる可能性もあります。
決める前に両方を整理しておきましょう。
| メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|
| 結婚式費用を別のことに使える | 晴れ姿を家族に見せる機会がなくなる |
| 準備に使う時間を減らせる | 親族・友人へのお披露目が別途必要になることも |
| 人間関係や招待客で悩まなくてよい | 写真や映像を残さないと後で物足りなく感じる可能性 |
| 人前に立つ緊張がない | パートナーの希望が残っていると後悔につながる |
| 二人の価値観を優先できる | 両親と考え方が違う場合は説明が必要 |
最大のメリットはお金と時間を自由に使えること
結婚式をしなければ、その分のお金を二人がより大切だと思うものへ使えます。
また、何度も式場へ打ち合わせに行ったり、アイテムを準備したりする時間も必要ありません。
「結婚式に魅力を感じない」という二人にとっては大きなメリットです。
デメリットは「結婚式そのもの」より失う機会
結婚式をやらない場合に考えておきたいのは、披露宴を経験できないことだけではありません。
結婚式には、
- 家族に晴れ姿を見せる
- 家族同士が集まる
- 友人へパートナーを紹介する
- 感謝を直接伝える
- 写真や動画を残す
という役割もあります。
結婚式をやらないなら、この中で自分たちが残したいものだけ別の方法で補えばよいでしょう。
親が結婚式をしてほしい場合はどうする?
二人はやりたくなくても、「親が楽しみにしているから断りにくい」というケースもあります。
この場合も、「親の意見を無視する」か「親のために披露宴をする」かの二択にする必要はありません。
マイナビウエディングが結婚式を実施・予約した子どもを持つ親434人に行った調査では、「結婚式を行うべき」と回答した親は35.7%。「どちらでもない」が55.8%で最も多くなっています。
親世代すべてが「結婚式は絶対にするべき」と考えているわけではありません。
まず理由をそのまま伝える
「やりたくないからやらない」とだけ伝えるより、二人で話し合った理由を説明したほうが理解してもらいやすくなります。
例えば、
二人で話し合ったんだけど
大きな結婚式をするより、新生活や旅行にお金を使いたいと思ってる
でも家族との写真は残したいから
写真撮影と食事会はしようと思ってるよ
と伝えれば、「何もする気がない」という印象ではなくなります。
親が望むものを具体的に聞く
「結婚式をしてほしい」と言われても、実際には大規模な披露宴を望んでいるとは限りません。
話を聞いてみると、
- ウェディングドレス姿を見たい
- 親族へお披露目したい
- 家族写真を撮りたい
- 両家で一度食事をしたい
という希望かもしれません。
それなら、フォトウェディングや食事会だけでも十分対応できます。
結婚式をやらないと決めたら必要なこと
結婚式をやらないと決めた場合も、最低限やっておきたいことがあります。
親族・友人へ結婚報告をする
結婚式をすれば招待状や披露宴がそのまま結婚報告になりますが、式をしない場合は自分たちから伝える必要があります。
親しい人には直接または電話で伝え、それ以外はLINEやメッセージ、結婚報告はがきなどを利用してもよいでしょう。
お祝いをいただいたら内祝いを忘れない
結婚式をしなくても、親族や友人から結婚祝いをいただくことがあります。
お祝いをいただいた場合は、お礼を伝え、必要に応じて内祝いを用意しましょう。
何か一つ「記念」を残すか二人で考える
結婚式をしないと決めた二人でも、何か記念を残すかだけは話しておくのがおすすめです。
例えば、
- 婚礼写真
- 家族写真
- 少し豪華な食事
- 新婚旅行
- 結婚記念品
などです。
披露宴をしなくても、「結婚した年にこんなことをした」と振り返れるものが一つあると、節目を感じやすくなります。
結婚式をやりたくない人によくある質問
最後に、結婚式をやるか迷っている方が気になりやすいポイントをまとめます。
- 結婚式をやりたくないのはおかしいですか?
-
おかしくありません。マイナビウエディングの2025年調査では、結婚した20~49歳のうち26.3%が「結婚式を挙げていない・挙げる予定はない」と回答しています。結婚式をするかどうかは二人の価値観で決めて問題ありません。
- 結婚式をやらない人はどのくらいいますか?
-
同調査では、結婚式を挙げておらず今後も予定がない人が26.3%、写真のみを実施・検討している人が14.6%でした。一般的な結婚式以外の形を選ぶ人もいます。
- 結婚式をやらない一番多い理由は何ですか?
-
マイナビウエディングの2025年調査では、「他のことにお金をかけたかった」が43.0%で最も多い理由でした。新居や旅行、貯蓄など、結婚式以外へお金を使いたいと考える人もいます。
- 結婚式をやらないと後悔しますか?
-
後悔するかどうかは人によります。二人とも結婚式に興味がないなら無理に行う必要はありません。一方、ドレスを着たい、家族に晴れ姿を見せたい、写真を残したいという希望が少しでもあるなら、それだけ別の形で実現しておくと心残りを減らせます。
- 親が結婚式をしてほしいと言ったらどうすればいい?
-
まず「何のために結婚式をしてほしいのか」を聞いてみましょう。晴れ姿を見たいだけならフォトウェディング、親族へ紹介したいなら家族との食事会など、披露宴以外の方法で希望を叶えられることがあります。
- 結婚式の代わりに何をする人が多い?
-
フォトウェディング、家族との食事会、挙式のみ、少人数パーティー、新婚旅行などがあります。何も行わない選択も可能です。「写真」「家族へのお披露目」「旅行」など、自分たちが残したいものだけ選ぶと考えやすくなります。
- すでに式場を契約したけれど結婚式をやめたくなったら?
-
すでに契約済みの場合は、キャンセル料や日程変更料が発生する可能性があります。まず契約書を確認し、「キャンセル」「規模縮小」「少人数プランへの変更」それぞれに必要な費用を式場へ確認してから判断しましょう。
すでに契約後で、費用や準備がつらくなって「やめたい」と感じている場合はこちらの記事を参考にしてください。


まとめ|結婚式をやらないのも、二人で選んだ立派な選択肢
結婚したからといって、必ず結婚式をする必要はありません。
2025年の調査でも、結婚式を挙げておらず予定もない人は26.3%います。
結婚式をやりたくないのであれば、まず「なぜやりたくないのか」を二人で整理してみましょう。
大人数の披露宴が嫌なだけなら、
- フォトウェディング
- 家族との食事会
- 挙式のみ
- 少人数のパーティー
- 記念旅行
など、一般的な結婚式とは違う方法もあります。
もちろん、二人とも必要性を感じないなら何もしないという選択でも問題ありません。
ただし、一方が本当は結婚式をしたいと思っていたり、「写真くらいは残したかった」と後から感じたりすると心残りになる可能性があります。
「結婚式をするか・しないか」ではなく、「結婚という節目で二人が残したいものは何か」を一度話し合ってみてください。
披露宴をしなくても、写真一枚、家族との食事、新婚旅行など、二人に合った方法で十分に特別な思い出を残すことができます。







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