結婚式の料理を決めるとき、「1人15,000円では安い?」「やっぱり18,000円くらいにランクアップした方がいい?」「ゲストにケチったと思われない?」と悩みますよね。
料理は人数分かかるため、結婚式の見積もりの中でも金額が大きくなりやすい項目です。1人あたり2,000円違えば、60人の結婚式では12万円も変わります。
一方、料理はゲストが実際に食べるものなので、単純に「安いコースにすればいい」とも言い切れません。
2025年にマイナビウエディングが行った調査では、結婚式の料理にかけた費用は1人あたり平均17,292円。最も多かった価格帯は14,000円~16,000円未満でした。
そのため、ひとつの目安としては1人15,000円~18,000円前後から検討し、実際の料理内容を見ながら調整すると考えやすいでしょう。
- 料理費用の目安は1人15,000円~18,000円前後
- 一番高いコースを選ぶ必要はない
- 価格より「味・品数・ボリューム」を確認する
- 迷ったら肉料理など一品だけランクアップする方法もある
- 年配ゲスト・子ども・アレルギー対応も確認する
- 最終決定前にはできるだけ試食する
料理は「○円なら正解」とは決めにくい項目です。同じ15,000円でも式場によって内容がかなり違うので、金額と料理内容をセットで比較するのがおすすめです。
この記事では、結婚式の料理の最新相場から、ゲストに喜んでもらいやすいメニューの選び方、ランクアップするか迷ったときの判断基準まで詳しく解説します。
結婚式の料理相場は1人17,000円前後が目安
まず気になるのが「結婚式の料理には、みんないくらくらいかけているのか」という点ですよね。
マイナビウエディングが、2024年7月~2025年6月に挙式・披露宴のいずれか、または両方を行った20~49歳を対象に実施した調査では、ゲスト1人あたりの料理費用は平均17,292円でした。
価格帯では「14,000円~16,000円未満」が17.3%で最も多く、次いで「20,000円~22,000円未満」が16.8%となっています。
平均だけを見ると17,000円台ですが、実際には会場や料理へのこだわりによってかなり幅があることが分かります。
60名なら料理だけで約90万~120万円
料理は「1人あたりの料金×ゲスト人数」で決まるため、1人あたりでは小さく見える差額も、結婚式全体では大きな金額になります。
| 1人あたりの料理 | 60名の場合 | 80名の場合 |
|---|---|---|
| 15,000円 | 90万円 | 120万円 |
| 17,000円 | 102万円 | 136万円 |
| 18,000円 | 108万円 | 144万円 |
| 20,000円 | 120万円 | 160万円 |
例えば15,000円から18,000円へランクアップすると1人3,000円の差ですが、60名なら18万円、80名なら24万円増えます。
そのため、料理を選ぶときは「1人3,000円ならそれほど変わらない」と考えるのではなく、ゲスト全員分でいくら増えるのかまで計算して判断することが大切です。
料理とは別にドリンク代もかかる
もうひとつ注意したいのが、料理料金とドリンク料金は別になっている式場が多いことです。
「料理が17,000円だからゲスト1人17,000円」と考えてしまうと、実際の見積もりとの差が大きくなります。
ドリンクプランのほか、式場によってはウェルカムドリンクや乾杯酒が別料金になる場合もあります。
- 料理
- フリードリンク
- 乾杯酒
- ウェルカムドリンク
- ウェディングケーキ
- デザートビュッフェ
など、どこまで見積もりに含まれているのか確認しましょう。
式場見学でもらう最初の見積もりでは、料理やドリンクが最低ランクになっていることもあります。あとからの増額を防ぐためにも、料理のランクは契約前から確認しておくのがおすすめです。


結婚式の料理は値段より「味・量・ゲスト」で選ぶ
相場が分かったところで、実際にどのコースを選べばよいのでしょうか。
結論としては、「17,000円だから安心」「15,000円だから安すぎる」と金額だけで判断しないことが重要です。
マイナビウエディングのゲスト調査でも、出席した結婚式でよかったこととして「料理がおいしかった」が1位になっています。料理は金額ではなく、ゲストが実際にどう感じるかが大切です。
まずは「おいしいか」で決める
当たり前に思えるのですが、一番大切なのはやはり味です。
例えば高級な食材を使った20,000円のコースでも、ふたりが食べて「そこまで好みではない」と感じるなら、無理に高いコースを選ぶ必要はありません。
反対に15,000円のコースでも、味がおいしく、見た目やボリュームまで十分なら、それだけで満足度の高い料理になります。
料理の金額はゲストには見えません。「いくらのコースだったか」より、「おいしかったか」のほうがはるかに重要です。
品数とボリュームを確認する
次に確認したいのが、食べ終わったときの満足感です。
コース料理の場合、一般的には前菜、スープ、魚料理、肉料理、パン、デザートなどが提供されますが、会場やコースによって品数は異なります。
料理そのものがおいしくても、「食べ終わってもお腹が空いている」と感じると、ゲストの印象は下がってしまいます。
逆に、高齢ゲストが多い結婚式で量を増やしすぎても食べきれません。
試食では自分たちが満腹になるかだけでなく、当日のゲストの年齢や男女比まで考えて確認してみましょう。
ゲストの年齢層に合わせる
20~30代の友人が中心なのか、祖父母を含む親族が多いのかによっても、選びやすい料理は変わります。
親族の割合が高い場合は、箸でも食べやすい和洋折衷を選んだり、お肉をあらかじめ小さくカットしてもらったりする方法もあります。
反対に友人中心のカジュアルなパーティーなら、イタリアンやビュッフェなども選択肢になります。
ふたりが食べたい料理だけで決めるより、「このゲストなら食べやすいかな?」と一度考えると、料理選びで失敗しにくくなります。
アレルギー・苦手食材への対応を見る
食物アレルギーへの対応も重要です。
招待状やWeb招待状でアレルギーの有無を確認し、式場へ早めに伝えておきましょう。
また、アレルギーだけでなく、妊娠中のゲストへの生もの・アルコール対応、子ども向けメニューなどを用意できるかも確認しておくと安心です。
「料理が豪華だった」以上に、「自分のためにきちんと対応してもらえた」という気遣いが印象に残ることもあります。
料理が温かい状態で提供されるかも重要
意外と見落としやすいのが、料理の提供状態です。
試食会で食べた料理がおいしくても、実際の披露宴では一度に数十人分を提供します。
キッチンと披露宴会場が離れている場合や、サービススタッフの人数が少ない場合には、料理の温度が変わる可能性もあります。
会場見学では、厨房の位置やオープンキッチンの有無だけでなく、実際の披露宴でどのように料理を提供しているのか聞いてみるのもおすすめです。
フレンチ・和洋折衷・和食など料理の種類はどう選ぶ?
結婚式の料理にはさまざまなジャンルがあります。マイナビウエディングの2025年調査では、食事形式として約8割がコース料理を選んでいます。
どのジャンルが上ということはありません。ゲストの顔ぶれや結婚式の雰囲気に合わせて選びましょう。
| 料理 | 特徴 | 向いている結婚式 |
|---|---|---|
| フランス料理 | 華やかで婚礼料理の定番 | 王道・ホテル・ゲストハウス |
| 和洋折衷 | 和食と洋食を楽しめ幅広い年代に合わせやすい | 親族・年配ゲストが多い |
| 和食・懐石 | 箸で食べやすく季節感を出しやすい | 和婚・神前式・親族中心 |
| イタリアン | 親しみやすくカジュアル | 友人中心・レストラン婚 |
| 中華 | なじみのある味で華やかな食材も使える | ホテル・個性を出したい式 |
迷ったら和洋折衷は選びやすい
ゲストの年代が幅広く、何を選べばよいか迷っているなら、和洋折衷は比較的選びやすい料理です。
魚料理や肉料理など洋食の華やかさを残しつつ、出汁やご飯ものなど和食の要素も入れられるため、年配ゲストにも食べやすくできます。
ただし、式場によって得意なジャンルは異なります。
「一般的にフレンチが人気だから」と決めるより、その会場が得意としている料理を試食して決めたほうが満足度は高くなりやすいでしょう。
会場を決める前に料理の選択肢も確認する
注意したいのは、式場によって料理のジャンルがある程度決まっていることです。
契約してから「和洋折衷にしたかったのにフレンチしか選べなかった」と気付いても、会場そのものを変更するのは簡単ではありません。
料理を重視するなら、ブライダルフェアの段階で次の点を聞いておきましょう。
- 何種類のコースがあるか
- 料理のジャンルを選べるか
- 一品ずつ変更できるか
- オリジナルメニューに対応できるか
- 地元の食材などを持ち込めるか
- アレルギーや子ども料理に対応できるか
料理はランクアップするべき?一番高いコースを選ぶ必要はない
料理選びで最も悩みやすいのが「基本コースのままでいいのか、それともランクアップするべきか」ではないでしょうか。
料理はゲスト満足度への影響が大きいので節約しすぎないほうがよい項目ですが、一番高いコースを選べば正解というわけでもありません。
基本コースを試食して、味・品数・ボリュームに満足できるなら、そのままでも問題ありません。
コースごとの「何が変わるか」を比較する
ランクを上げる前に確認したいのが、価格差によって何が変わるのかです。
例えば15,000円と18,000円のコースでも、
- 牛肉の部位が変わる
- 魚料理の食材が変わる
- 前菜が一品増える
- 伊勢海老やフォアグラなどが加わる
- デザートが豪華になる
など、式場によって違いがあります。
品数はほとんど変わらず、高級食材に変わるだけなら、基本コースでも十分と感じる人もいるでしょう。
反対に、最低ランクでは魚料理か肉料理のどちらか一方しかなく、上のコースになると両方提供される場合などは、ランクアップする価値が大きくなります。
コース全体ではなく一品だけランクアップする
個人的におすすめしたい考え方が、コース全体を上げず、印象に残りやすい料理だけ変更する方法です。
例えば基本コースが十分おいしいのであれば、メインの肉料理だけ牛肉のグレードを上げたり、最後に鯛茶漬けなどのご飯ものを追加したりできないか相談してみましょう。
ゲストにとっても「全部が高級食材」より、一皿「これはおいしかった」と印象に残る料理があるほうが満足につながることがあります。
「15,000円か18,000円か」の二択にせず、15,000円のコース+メインだけ変更できないか聞いてみる価値があります。
料理を下げるなら他の項目との優先順位も考える
結婚式の予算がオーバーしている場合、人数分かかる料理はランクを下げると節約効果が大きくなります。
ただ、料理はゲスト全員が直接体験する項目です。
料理を10万円削る前に、演出やペーパーアイテム、装飾など、ゲストへの影響が比較的小さい部分で同じ金額を削れないか確認してみるのがおすすめです。
結婚式全体でどこを節約するか迷っている方は、以下の記事で詳しくまとめています。


料理を決める前の試食会で確認したい7つのポイント
料理を重視するなら、できるだけ試食してからコースを決めることをおすすめします。
写真やメニュー表だけでは、味や量は分かりません。実際に食べることで「基本コースでも十分」「この肉料理だけ上げたい」といった判断がしやすくなります。
1.純粋においしいと思えるか
まずは難しく考えず、ふたりがおいしいと思えるかを確認しましょう。
ソースが濃すぎないか、クセが強すぎないかなど、幅広いゲストが食べやすい味かも見ておくと安心です。
2.食べ終わったときの量は十分か
一皿ずつではなく、コースを食べ終えたときの満腹感を確認します。
試食会がハーフコースや一部の料理だけの場合は、本番のコースが全部で何品になるのか確認しましょう。
3.料理が温かい状態で出てくるか
魚料理や肉料理は、温度によっておいしさが大きく変わります。
ブライダルフェアだけでなく、実際の披露宴でも同じような状態で提供できるのか聞いてみましょう。
4.盛り付けに特別感があるか
結婚式の料理では味だけでなく見た目も大切です。
普段のレストランとは違う華やかさがあると、写真を撮るゲストも楽しめます。
5.パンやドリンクのおかわり対応
料理のボリュームが少し控えめでも、パンがおかわり自由なら満足しやすくなることがあります。
また、ドリンクがなくなったときスタッフがすぐ声をかけてくれるかなど、サービス面も見ておきたいポイントです。
6.子ども・高齢者・アレルギーへの対応
子ども用メニューは何歳くらいを想定しているのか、高齢ゲスト向けに肉をカットしてもらえるのか、アレルギー対応はどこまで可能なのか確認します。
ゲストの中に該当する人がいることが分かっている場合は、試食時に相談しておきましょう。
7.ランクアップした場合の差額
最後に確認したいのが金額です。
「こちらの料理に変更すると1人いくら追加されますか?」と聞き、必ずゲスト人数を掛けた総額で考えます。
料理は1人あたりの差額がそのまま人数分増えるため、結婚式全体の自己負担にも影響します。
料理だけでなく、結婚式全体で実際にいくら自己負担することになるのか知りたい方はこちらも参考にしてください。


結婚式の料理についてよくある質問
最後に、結婚式の料理相場やコース選びで特に迷いやすいポイントをまとめます。
- 結婚式の料理は1人いくらが相場ですか?
-
マイナビウエディングが2025年に行った調査では、ゲスト1人あたりの料理費用は平均17,292円でした。最も多い価格帯は14,000円~16,000円未満です。そのため15,000円~18,000円前後をひとつの目安にしつつ、料理内容を見て決めるとよいでしょう。
- 結婚式で15,000円の料理は安すぎますか?
-
15,000円だから安すぎるとは限りません。式場によってコース内容が異なるため、味、品数、ボリューム、メイン料理の内容を確認して判断しましょう。15,000円程度でも十分満足できる会場はあります。
- 一番下の料理コースだとゲストにケチったと思われますか?
-
ゲストにはコースの価格やランクそのものは分かりません。ただし、品数が少ない、量が足りない、メイン料理が物足りないなど内容に差があれば気付かれる可能性があります。ランク名ではなく、実際の料理を試食して判断することが大切です。
- 料理は必ずランクアップした方がいいですか?
-
必ずしも必要ありません。基本コースでも味・品数・ボリュームに満足できるなら、そのままで問題ありません。物足りない部分がある場合は、コース全体をランクアップせず、肉料理など一品だけ変更できないか相談する方法もあります。
- フレンチと和洋折衷ならどちらがおすすめですか?
-
王道の華やかな結婚式ならフレンチ、親族や年配ゲストが多い場合は和洋折衷が選びやすいでしょう。ただし、最も重要なのはその会場が得意としている料理がおいしいかどうかです。ジャンルだけで決めず、試食して比較するのがおすすめです。
- 料理の試食は式場を契約する前と後、どちらがいいですか?
-
料理を重視するなら、できれば契約前に試食するのがおすすめです。会場を決めてから料理が好みに合わないと分かっても、変更できる選択肢が限られます。契約前のブライダルフェアで試食し、契約後に本番コースを改めて試食するとより安心です。
結婚式の料理は相場より「ゲストが満足できるか」で選ぼう
結婚式の料理は、1人あたり15,000円~18,000円前後をひとつの目安にすると考えやすいでしょう。
ただし、「平均が17,000円だから17,000円のコースを選べば大丈夫」というものではありません。
結婚式場によって同じ価格でも料理内容は大きく違います。
- 実際に食べておいしいか
- 品数・ボリュームは十分か
- ゲストの年齢層に合っているか
- アレルギーや子どもへの対応ができるか
- 温かい料理を適切なタイミングで提供できるか
- ランクアップした場合の差額に納得できるか
このあたりを確認して、自分たちの結婚式に合ったコースを選びましょう。
また、料理にこだわりたいからといって、すべてを最高ランクにする必要もありません。
基本コースが十分おいしければそのままにする、メイン料理だけランクアップする、装花や演出を抑えて料理に予算を回すなど、メリハリをつける方法があります。
結婚式に参加したゲストが覚えているのは「17,000円のコースだった」という金額ではなく、「料理がおいしかった」「お腹いっぱいになった」「自分たちのことを考えてくれていた」という体験です。
相場は参考にしつつ、最後は実際に料理を食べて、ふたりが「これなら大切な人に食べてもらいたい」と思えるものを選んでください。









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