結婚式を考えていると、「本当に何百万円もかけてやる意味があるのかな」「あとで、しなければよかったと思わないかな」と不安になることがありますよね。
特に、式場を契約して見積もりが上がってきたり、準備でパートナーと意見が合わなくなったりすると、楽しみにしていたはずの結婚式が急に負担に感じることもあります。
ただ、実際には結婚式そのものを後悔している人ばかりではありません。
2026年に結婚式・ウェディングイベント経験者300人を対象に行われた調査では、88.0%が振り返って「実施してよかった」と回答しています。
一方で、「後悔した・大変だったこと」としては、費用が高すぎた27.0%、準備が大変すぎてストレスになった26.7%、招待客の数・選定で悩んだ22.7%などが上位でした。
つまり、後悔を防ぐには「結婚式をする・しない」だけで考えるより、お金・準備・ゲスト・自分たちの希望をどう整理しておくかのほうが重要です。
- 予算の上限を契約前に決める
- 初期見積もりの安さだけで式場を選ばない
- 招待したい人を早めに整理する
- ふたりが結婚式で大切にしたいことを3つ程度に絞る
- 準備をどちらか一方だけに任せない
- 写真など「後からやり直せないもの」は慎重に削る
結婚式の後悔は「もっと豪華にすればよかった」だけではありません。むしろ、費用をかけすぎた、準備で疲れたという後悔もかなり多いので、最初からメリハリをつけることが大切です。
この記事では、結婚式でよくある後悔と、「しなければよかった」と感じないために準備段階でできることを詳しく解説します。
結婚式をして後悔する人は多い?実際は「やってよかった」が多数
「結婚式 後悔」と検索すると失敗談がたくさん出てくるため、「結婚式をした人は意外と後悔しているのでは?」と思ってしまうかもしれません。
しかし、最近の調査を見る限り、結婚式そのものを否定的に振り返っている人が多数というわけではありません。
2026年の調査では、結婚式・ウェディングイベント経験者の88.0%が「実施してよかった」と回答しています。
やってよかったことの1位は「思い出の写真・映像を残せた」63.7%でした。そのほか、家族や友人へ感謝を伝えられたこと、ゲストに喜んでもらえたことなども挙げられています。
リクルートブライダル総研の「結婚マーケット調査2025」でも、結婚式を実施してよかったこととして、パートナーと大きな決断をしたり希望をすり合わせたりすることで絆が深まったことや、大切な節目を周囲に祝ってもらえたことなどが挙げられています。
逆に、結婚式を挙げなかった人を対象にしたゼクシィの調査では、約4割が「挙げなかったことに後悔を感じることがある」と回答しています。
もちろん「結婚式は絶対にしたほうがいい」という意味ではありません。
大切なのは、周りに言われたから何となくするのでも、費用が高いから何となくやめるのでもなく、ふたりが納得した形を選ぶことです。
結婚式でよくある7つの後悔
実際に結婚式を経験した人の後悔を見ると、「当日の演出が少し失敗した」というより、費用や準備、招待客など結婚式全体の進め方に関するものが多くなっています。
これから準備する方は、次のポイントをあらかじめ知っておくだけでも避けられる後悔があります。
1.結婚式にお金をかけすぎた
最近の調査で最も多かった後悔が「費用が高すぎた」です。
結婚式の準備では、「一生に一度だから」「あと5万円なら」と少しずつオプションを追加してしまいがちです。
衣装を10万円追加、装花を5万円追加、映像を15万円追加……と一つずつ見ると許容範囲でも、全部合わせれば数十万円になります。
結婚式が終わったあとに新婚旅行や新生活の支払いが始まると、「あの演出に20万円も必要だったかな」と冷静になることもあります。
対策としては、契約する前に「総額」ではなく最終的に自分たちが負担できる上限を決めておくことです。
結婚式の実際の自己負担額については、こちらの記事で詳しく解説しています。


2.初期見積もりの安さで式場を決めてしまった
費用の後悔につながりやすいのが、最初にもらった見積もりだけを見て式場を決めてしまうことです。
例えばA会場が250万円、B会場が300万円だったとしても、A会場の料理、ドレス、装花、写真などが最低限の内容になっているなら、契約後に金額が上がる可能性があります。
最初は「予算内に収まりそう」と思ったのに、打ち合わせを重ねるたびに追加料金が発生し、最終的には数十万円高くなるケースもあります。
式場を決めるときは安い見積もりを作ってもらうより、実際に選びそうな料理・衣装・写真などを含めた現実的な見積もりを作ってもらうことが大切です。


3.結婚式準備が大変すぎて疲れてしまった
2026年の調査では、「準備が大変すぎてストレスになった」という回答が26.7%あり、費用とほぼ同じくらい大きな後悔・負担になっています。
式場との打ち合わせだけでなく、招待状、席次表、衣装、BGM、プロフィールムービー、引き出物など、結婚式では想像以上に決めることがあります。
ここでありがちなのが、節約や「自分たちらしさ」を求めすぎて、何でもDIYしてしまうことです。
数千円を節約するために毎晩作業し、結婚式直前には寝不足。パートナーともケンカばかり……となってしまえば、何のための結婚式か分からなくなってしまいます。
手作りしたいものは手作りして、面倒なものはお金で解決する。そのくらいでも大丈夫です。結婚式準備そのものを嫌な思い出にしないことも大切だと思います。
4.招待する・しないで人間関係に悩んだ
同じ調査では、「招待客の数・選定で悩んだ」が22.7%でした。
職場の人をどこまで呼ぶのか、学生時代の友人は誰まで呼ぶのか、相手側と人数差があってもよいのかなど、ゲスト選びは意外と悩みます。
後悔しやすいのは、人数を合わせることや費用だけを優先して、本当は呼びたかった人を外してしまうケースです。
一方で、義理だけでゲストを増やせば、費用も準備の負担も増えます。
「今後も付き合っていきたい人」「ふたりの節目を見届けてほしい人」を基準に、まずそれぞれがリストを作ってから調整するのがおすすめです。
5.自分たちより周囲の希望を優先しすぎた
親から「親族は全員呼んでほしい」、周囲から「披露宴はちゃんとしたほうがいい」などと言われ、自分たちが望んでいない形の結婚式になってしまうこともあります。
家族への配慮は大切ですが、すべてを周囲の希望だけで決めると、当日になって「自分たちは何がしたかったんだろう」と感じてしまうかもしれません。
反対に、ふたりの希望だけを押し通して両家との関係が悪くなってしまっても後味がよくありません。
早い段階で、
- 誰を呼びたいか
- どんな形式にしたいか
- 両親にお願いしたいことはあるか
- 費用を誰が負担するか
などを共有しておくと、後から大きく揉めにくくなります。
6.節約しすぎて「もっとやればよかった」と思った
お金をかけすぎる後悔がある一方で、逆の後悔もあります。
2026年の調査では「もっとこだわればよかった」と答えた人も15.7%いました。
例えば、
- 本当は着たかったドレスを諦めた
- プロのカメラマンを削った
- 装花を最低限にしすぎて写真が寂しくなった
- 料理を下げすぎてゲストに申し訳なく感じた
といった後悔です。
節約そのものが悪いのではなく、自分たちが大切にしているものまで安さだけで削ることが後悔につながります。
節約で後悔しやすい具体的な項目は別の記事にまとめています。
7.写真やゲストとの時間をもっと残せばよかった
結婚式当日は想像している以上にあっという間です。
挙式、入場、スピーチ、ケーキ入刀、お色直し、余興……と演出を詰め込みすぎると、せっかく来てくれた友人とほとんど話せないまま終わることもあります。
また、結婚式後に「写真に残しておけばよかった」と思っても、その日は二度と撮り直せません。
2026年の調査で、結婚式をやってよかったことの1位が「思い出の写真・映像を残せた」だったことを考えても、記録は満足度に影響しやすいポイントだといえます。
写真を豪華なアルバムにする必要はありませんが、家族、親族、友人など「誰との写真を残したいか」は事前にカメラマンへ伝えておくと安心です。
結婚式を「しなければよかった」と後悔しないための7つのポイント
ここまでの後悔を見ると、豪華な結婚式にすれば失敗しないわけでも、とにかく節約すればよいわけでもないことが分かります。
後悔を減らす一番の方法は、準備を始める前から「何を大切にするか」をふたりで共有しておくことです。
1.まず「なぜ結婚式をするのか」を話し合う
最初に決めたいのは演出やドレスではありません。
「なぜ結婚式をしたいのか」をふたりで話してみましょう。
- 両親に晴れ姿を見せたい
- 友人へ感謝を伝えたい
- 人生の節目として思い出を作りたい
- ウェディングドレスを着たい
- みんなで楽しい時間を過ごしたい
目的が分かると、お金をかけるべき場所も自然に見えてきます。
例えば「ゲストへの感謝」が一番なら料理やアクセスを優先し、「写真を残したい」なら衣装やカメラマンへ予算を使うという考え方ができます。
2.絶対に譲れないものを3つだけ決める
結婚式の情報収集を始めると、やりたいことがどんどん増えていきます。
そこでおすすめなのが、ふたりそれぞれ「これだけは譲れない」というものを3つ程度決めることです。
| 重視すること | 優先する項目 | 調整しやすい項目 |
|---|---|---|
| ゲストのおもてなし | 料理・ドリンク・アクセス | 装飾・演出 |
| 写真を残したい | 衣装・写真 | ムービー・演出 |
| ふたりらしさ | 会場・演出 | 衣装小物・ペーパーアイテム |
| 予算重視 | 必要なおもてなし | DIY・装飾・追加オプション |
すべて100点を目指さなくても、自分たちが大切にしたものに満足できれば、結婚式全体への後悔は少なくなります。
3.式場は「安い」ではなく条件を揃えて比較する
式場選びでは、会場の雰囲気だけでなく見積もりも比較しましょう。
ただし、料理が最低ランクの会場と、希望する料理まで入れた会場では条件が違います。
ゲスト人数、料理、衣装点数、写真、装花などをできるだけ同じ条件にして比較することが大切です。
第一希望が決まったら、契約前に予算や利用できる特典について相談しておくのもおすすめです。


4.パートナーと準備の担当を最初に分ける
準備の後悔を減らすなら、「手が空いているほうがやる」ではなく担当を決めてしまうほうが楽です。
例えば、
- 新婦:衣装、装花、ヘアメイク
- 新郎:BGM、ムービー、交通・宿泊確認
- ふたり:ゲスト、料理、予算
のように分けても構いません。
重要なものだけふたりで最終確認する形にすると、毎回すべてを一緒に決めるより負担を減らせます。
また、得意なほうが担当することも大切です。デザインが苦手なのに無理してすべてDIYする必要はありません。
5.ゲストの一日の動きを想像する
結婚式当日の後悔を減らすには、新郎新婦目線だけでなくゲスト目線でも考えてみましょう。
- 駅から会場まで遠くないか
- 受付まで座って待てるか
- 料理やドリンクは十分か
- 遠方ゲストの交通や宿泊は大丈夫か
- 演出が多すぎて歓談時間がなくなっていないか
高額な演出を一つ増やすより、ゲストが疲れず快適に過ごせることのほうが満足につながるケースもあります。
6.写真は「撮ってほしい人・場面」を伝える
写真は撮影プランだけを決めて終わりにせず、「誰との写真を絶対に残したいか」まで考えておきましょう。
- 両親との写真
- 祖父母との写真
- きょうだいとの写真
- 学生時代の友人グループ
- ウェルカムスペースや装花
- ふたりだけの会場写真
当日は本人たちに余裕がないため、事前にカメラマンへリクエストしておくと撮り忘れを防ぎやすくなります。
7.予定を詰め込みすぎず「何もしない時間」を残す
演出が少ないと「退屈なのでは」と心配になりますが、結婚式では歓談の時間も立派な演出です。
余興、ゲーム、ムービー、サプライズをすべて入れると、新郎新婦が席にいる時間がほとんどなくなることがあります。
個人的には、少し余白があるくらいの進行のほうが、ゲストと話したり写真を撮ったりでき、結果的に「みんなと過ごした」という実感が残りやすいと思います。
準備中に「結婚式なんてしなければよかった」と思ったら
すでに式場を契約して準備を進めている途中で、「もうやめたい」「結婚式なんて決めなければよかった」と思うこともあります。
そんなときは、結婚式自体が嫌なのか、今抱えている問題がつらいのかを一度分けて考えてみると整理しやすくなります。
| つらい原因 | まず考えたいこと |
|---|---|
| 費用が高すぎる | 追加項目・規模・プランを見直す |
| 準備が大変 | DIYを減らす、担当を分ける、式場へ任せる |
| パートナーとケンカ | 譲れないことだけ再確認する |
| 親との調整がつらい | ふたりの方針を先に決めてから話す |
| 人前に出るのが嫌 | 少人数婚・家族婚・食事会などへ変更を検討 |
| 本当に式自体をしたくない | キャンセルを含め、ふたりで改めて判断する |
費用だけが原因で「やめたい」と感じているなら、いきなりキャンセルする前に、今の見積もりから削れる項目がないか確認してみましょう。


一方で、そもそもふたりとも結婚式を望んでいないなら、無理に大人数の披露宴をする必要はありません。
家族だけの食事会やフォトウェディングなど、結婚を記念する方法はいろいろあります。
「結婚式をしない」という選択そのものについて迷っている方はこちらも参考にしてください。


一番避けたいのは、「もう疲れたから全部やめる」「ここまで払ったから仕方なく続ける」と勢いだけで決めること。何がつらいのか分かれば、結婚式そのものをやめなくても解決できる場合があります。
結婚式の後悔についてよくある質問
最後に、結婚式をするか迷っている方や、準備中に不安を感じている方が気になりやすいポイントをまとめます。
- 結婚式をして後悔する人は多いですか?
-
結婚式で何らかの後悔や大変さを感じる人はいますが、結婚式そのものを否定的に振り返る人が多数というわけではありません。2026年に経験者300人へ行われた調査では、88.0%が振り返って「実施してよかった」と回答しています。
- 結婚式で一番多い後悔は何ですか?
-
2026年の調査では「費用が高すぎた」が27.0%で最多でした。次いで「準備が大変すぎてストレスになった」26.7%、「招待客の数・選定で悩んだ」22.7%となっています。豪華さより、費用と準備のバランスを取ることが重要です。
- 結婚式にお金をかけすぎて後悔しないためには?
-
契約前に自分たちの予算上限を決め、現実的な内容を入れた見積もりを作ってもらうことが大切です。また、「料理」「写真」など譲れない項目を決め、それ以外のオプションを増やしすぎないようにすると予算管理しやすくなります。
- 結婚式をしなかったことを後悔する人もいますか?
-
います。ゼクシィが結婚式を挙げなかった男女330人へ行った調査では、約4割が「挙げなかったことに後悔を感じることがある」と回答しています。ドレスを着たかった、親へ晴れ姿を見せたかった、思い出を残したかったと感じるケースもあるため、しない場合もふたりで納得して決めることが大切です。
- 準備がつらくて結婚式をやめたいです。キャンセルした方がいいですか?
-
結婚式そのものが嫌なのか、費用・準備・人間関係など一部の問題がつらいのかを先に整理するのがおすすめです。準備量を減らす、規模を縮小する、プランを変更することで解決するケースもあります。すでに契約済みの場合は、キャンセル料も確認してから判断しましょう。
- 後悔しないために結婚式で一番大切なことは何ですか?
-
「ふたりは何のために結婚式をするのか」を最初に決めることです。ゲストへの感謝、家族との思い出、写真、衣装など重視するものが分かれば、予算や演出を選ぶ基準ができます。すべてを豪華にするより、優先順位を決めるほうが後悔を減らしやすくなります。
「自分たちが何を大切にしたいか」を決めれば結婚式の後悔は減らせる
結婚式には大きなお金がかかりますし、準備も決して楽ではありません。
そのため、すべてが完璧だったという人ばかりではなく、「もっと安くできた」「あれはやらなくてもよかった」「もっと写真を撮ればよかった」といった小さな後悔が残ることはあります。
ただ、それと「結婚式をしなければよかった」は同じではありません。
実際、経験者を対象にした最近の調査でも、多くの人が結婚式を実施してよかったと振り返っています。
後悔を減らしたいなら、準備を始める前に次のことだけはふたりで話しておきましょう。
- なぜ結婚式をしたいのか
- 最大でいくらまでなら払えるのか
- 絶対に妥協したくないものは何か
- 誰を招待したいのか
- どこなら節約してもよいのか
- 準備をどう分担するのか
結婚式には「これをやれば正解」という決まった形はありません。
300人を招く豪華な披露宴でも、家族だけの食事会でも、フォトウェディングでも、ふたりが納得して選んだ形ならそれが正解です。
周りの結婚式と比べすぎず、「自分たちは何を残したいのか」を基準に、一つずつ決めていってください。









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