青空と緑に囲まれた空間で挙式をしたり、ゲストとデザートビュッフェを楽しんだりできる「ガーデンウェディング」。写真で見て「こんな結婚式にしたい」と憧れている方も多いのではないでしょうか。
ただ、ガーデンウェディングについて調べていると、「雨が降ったらどうなる?」「夏や冬は大丈夫?」「ガーデン付きならどの式場でも同じ?」と気になることも出てきますよね。
まず知っておきたいのは、ガーデンウェディング=結婚式の最初から最後まで屋外で行うスタイルではないということです。
ガーデンで挙式をする会場もあれば、披露宴は室内で行い、ウェルカムパーティーやデザートビュッフェ、写真撮影だけ庭を使う会場もあります。
| ガーデンの使い方 | 内容 |
|---|---|
| ガーデン挙式 | 屋外で誓いを立てる |
| ガーデンパーティー | 食事・乾杯・歓談などを屋外で楽しむ |
| 演出 | フラワーシャワー、デザートビュッフェなど |
| ウェルカムタイム | 挙式前後にドリンクや軽食を楽しむ |
| 写真撮影 | 新郎新婦・ゲストの撮影場所として使う |
そのため、ガーデンウェディングの会場選びでは、単に「庭があるか」ではなく、その庭で何ができるのか、雨の日はどうなるのかまで確認することがとても大切です。
「ガーデン付き」と書かれていても、実際は写真撮影に使えるだけという会場もあります。まずは、自分たちがガーデンで何をしたいのかを決めてから式場を探すと失敗しにくいです。
この記事では、ガーデンウェディングの特徴やメリット・デメリット、季節ごとの注意点、雨天対策、後悔しない会場選びまで詳しく解説します。
ガーデンウェディングとは?挙式だけでなく楽しみ方はさまざま
ガーデンウェディングとは、ホテルやゲストハウス、レストランなどにある庭・テラスといった屋外空間を結婚式に取り入れるスタイルです。
自然光や緑を生かせることから、ホテルの宴会場とは少し違った、ナチュラルで開放的な雰囲気を作りやすいのが特徴です。
ガーデンで挙式をする
分かりやすいスタイルが、ガーデンそのものを挙式会場として使う方法です。
シンボルツリーやガゼボを背景に、新郎新婦がゲストの前で誓いを立てます。
人前式との相性がよく、チャペルでの挙式よりカジュアルで、ゲストとの距離が近い雰囲気を作りやすいのが魅力です。
披露宴・パーティーにガーデンを取り入れる
挙式やメインの披露宴は室内で行い、途中だけガーデンへ出るスタイルも人気です。
- ウェルカムパーティー
- 乾杯
- ケーキ入刀
- デザートビュッフェ
- 集合写真
- ブーケトス
- バブルシャワー
- ペットとの撮影
など、一部だけ屋外にすれば、ガーデンらしい雰囲気を楽しみながら、天候による影響も比較的小さくできます。
個人的にも、ガーデンに憧れはあるけれど天気が心配という場合は、披露宴まで完全屋外にするより、「晴れたらガーデンも使える」会場のほうが安心感は高いと思います。
ガーデンの見える室内会場という選択肢もある
「自然を感じたいけれど、ゲストには快適に過ごしてほしい」という場合は、大きな窓から庭を眺められる披露宴会場もおすすめです。
天候や気温に合わせて室内で過ごしながら、晴れたタイミングだけガーデンへ出られます。
ガーデンウェディングだからといって、すべてを外で行う必要はありません。むしろ、屋内と屋外を自由に行き来できる会場のほうが、日本の気候には使いやすいこともあります。
ガーデンウェディングのメリットとデメリット
ガーデンウェディング最大の魅力は、屋内では作りにくい開放感です。
一方、自然を取り入れるからこそ、天気や気温など新郎新婦ではコントロールできない要素もあります。メリットだけでなくデメリットも理解したうえで選びましょう。
メリット1.開放感がありゲストと自然体で過ごしやすい
青空や緑の中で過ごすガーデンウェディングは、一般的な宴会場よりもカジュアルで、肩肘張らない雰囲気を作りやすいのが特徴です。
ゲストも自由に移動しやすいため、座席に座ったまま進行を見続ける披露宴より、新郎新婦との会話や写真撮影を楽しみやすくなります。
メリット2.自然光を生かした写真が残せる
ガーデンは結婚式の写真を残す場所としても魅力的です。
緑や花、自然光を背景にできるため、屋内とは違った柔らかい雰囲気の写真を撮りやすくなります。
建物だけでなく、庭そのものがフォトスポットになるので、装飾を大量に用意しなくても華やかに見えやすいのもメリットです。
メリット3.屋外ならではの演出ができる
スペースのあるガーデンなら、室内では難しい演出も取り入れられます。
- フラワーシャワー
- バブルシャワー
- デザートビュッフェ
- ガーデンでの乾杯
- フォトブース
- ペット参加のセレモニー
など、ゲストが参加して楽しめる演出とも相性がよいでしょう。
デメリットは天候・暑さ寒さ・虫など自然の影響
ガーデンウェディングで避けて通れないのが天候です。
雨だけでなく、真夏の暑さ、冬の寒さ、強風、虫、花粉なども考える必要があります。
特にゲストは、新郎新婦より長時間屋外で待つ場面が発生することがあります。
自分たちが「少し暑いくらいなら大丈夫」と感じても、高齢ゲストや子ども、妊娠中の方にとっては大きな負担になることもあります。
ガーデンウェディングのデメリットや「最悪だった」と感じられる原因については、別の記事で詳しく解説しています。


ガーデンウェディングにおすすめの季節は?春・秋でも油断は禁物
屋外を使うガーデンウェディングでは、会場と同じくらい季節選びが重要です。
一般的には、極端な暑さ・寒さを避けやすい春と秋が選びやすい季節です。ただし、春や秋なら必ず快適というわけではありません。
| 季節 | 魅力 | 注意点 |
|---|---|---|
| 春 | 新緑や花が美しく気温も比較的穏やか | 花粉・寒暖差・雨 |
| 夏 | 緑が濃くナイトウェディングとも好相性 | 暑さ・日差し・湿気・虫 |
| 秋 | 気候が穏やかで紅葉も楽しめる | 台風・雨・日没後の冷え込み |
| 冬 | 空気が澄みライトアップが映える | 寒さ・風・日没の早さ |
春・秋は過ごしやすいが日程だけで安心しない
春や秋はガーデンウェディングと相性のよい季節ですが、「春だから絶対に暖かい」「秋だから暑くない」とは限りません。
日中は暖かくても、夕方になると急に冷えることがあります。
会場を選ぶ際は、その季節の平均的な雰囲気だけでなく、屋外を利用する時間帯まで確認しておきましょう。
夏なら夕方以降・短時間利用も検討する
夏でもガーデンウェディングはできますが、炎天下で長時間過ごすスタイルはゲストへの負担が大きくなります。
夕方から始めるナイトウェディングにしたり、ウェルカムパーティーだけガーデンで行ったりするなど、屋外時間を短くする工夫もあります。
パラソル、冷たいドリンク、冷房の効いた屋内休憩スペースなどが用意できるかも確認しておきたいところです。
冬は屋外演出を短くするのがおすすめ
冬のガーデンも、イルミネーションやキャンドルを使えばとてもきれいです。
ただし、ドレスやスーツで長時間屋外にいるのは想像以上に寒く感じます。
ストーブやブランケットを用意しても、真冬に披露宴全体を屋外で行うのはゲストへの負担になりやすいため、撮影や短時間の演出として取り入れる方法も検討しましょう。
雨天時に「どこで何をするか」を契約前に確認する
ガーデンウェディングで最も重要なのが雨天時の代替プランです。
「雨なら室内に変更できます」と説明されても、それだけでは十分ではありません。
具体的には、次の点まで確認してください。
- 雨天時はどの会場を利用するのか
- 全ゲストが座れる広さがあるか
- 予定している演出をそのまま行えるか
- 雨天プランへの変更はいつ判断するのか
- 新郎新婦とゲストの移動で雨に濡れないか
- テントなどを使う場合に追加料金がかかるか
- 雨で中止した装飾・演出代はどうなるか
そして意外と大切なのが、雨天時の会場も自分たちが気に入っているかです。
晴れた日のガーデンだけ見て決めるのではなく、「雨でもこの式場なら満足できる」と思える会場を選んでおくと、結婚式直前に天気予報を見て落ち込みにくくなります。
後悔しないガーデンウェディング会場の選び方8つ
ガーデンウェディングは、写真を見ただけでは会場ごとの差が分かりにくい結婚式スタイルです。
特に重要なのは、庭の見た目だけでなく「実際にどう使えるか」と「天候が悪くても成立するか」。ブライダルフェアでは次の8項目を確認してみてください。
1.ガーデンで何ができるか確認する
一番最初に聞きたいのが、「このガーデンでは具体的に何ができますか?」です。
結婚式場検索サイトで「ガーデンあり」と表示されていても、使い方は会場ごとに違います。
- 挙式までできる
- パーティーができる
- デザートビュッフェなど一部演出のみ
- 写真撮影のみ
- 自由に出入りできる
といった違いがあります。
「ガーデンで挙式したかったのに契約後にできないと知った」ということがないよう、やりたいことを具体的に伝えましょう。
2.雨天時の代替会場を実際に見る
雨天プランは説明を聞くだけでなく、できれば実際のスペースを見せてもらってください。
晴天時には広いガーデンで予定していたイベントを、雨の日は披露宴会場の片隅で行うとなれば、かなり印象が変わります。
屋根付きテラスや全天候型スペースがある会場なら、雨でもガーデンらしさを残しやすくなります。
3.ガーデンの広さだけでなくゲスト人数とのバランスを見る
写真では広く見える庭でも、60名、80名とゲストが入ると印象は変わります。
自分たちの招待人数で、
- 全員が座れるか
- 集合写真が撮れるか
- ドリンクを持って移動しやすいか
- テーブルを置いても通路を確保できるか
まで確認しておきましょう。
4.屋内への移動が簡単か確認する
ガーデンと披露宴会場が直接つながっている会場は、とても使いやすいです。
一方、ガーデンへ行くために長い廊下や階段を通ったり、一度建物の外へ出たりする会場もあります。
高齢ゲスト、車椅子、ベビーカーを利用する人がいる場合は、実際に自分たちで歩いて移動してみましょう。
5.日陰と屋内休憩スペースがあるかを見る
屋外イベントでは、気温以上に直射日光が負担になることがあります。
木陰、パラソル、屋根付きテラスなどがあるか、暑い・寒いと感じたゲストがすぐ室内に移動できるかを確認してください。
特に小さな子ども、高齢者、妊娠中のゲストを招待するなら重要です。
6.音響・照明・電源の設備を確認する
屋外は室内より音が広がりやすいため、マイクやスピーカーの位置も重要です。
ナイトウェディングなら、写真の雰囲気だけでなくゲストが安全に歩ける照明があるかも確認しましょう。
生演奏などを考えている場合は、近隣への騒音対策から利用時間や音量に制限が設けられている可能性もあります。
7.周囲の景色とプライベート感もチェックする
公式写真では庭だけがきれいに切り取られていますが、実際には周辺のビルや道路が見えることもあります。
また、ホテルの庭園では一般のお客様も利用している場合があります。
貸切感を重視するなら、
- 一般客が入ってこないか
- ほかの結婚式と重ならないか
- 道路や建物が目立たないか
- 撮影時に一般客が写り込まないか
も見ておきましょう。
8.ガーデンウェディングの経験が豊富なスタッフか確認する
ガーデンウェディングでは、天候によって予定を変更する場面が屋内婚より多くなります。
そのため、設備だけでなくスタッフの経験も大切です。
見学時には、
これまで雨になったガーデンウェディングでは、どのように対応しましたか?
と聞いてみるのもおすすめです。
具体的な実例を説明してもらえる会場なら、当日のトラブルにも対応してもらえるイメージを持ちやすくなります。
ガーデン以外も含めた式場見学時のチェックポイントは、以下の記事で詳しくまとめています。
ガーデンウェディングに向いている人・向いていない人
ガーデンウェディングは魅力的ですが、すべてのカップルに向いているわけではありません。
「おしゃれだから」だけで選ぶより、ふたりがどんな結婚式をしたいのか、招待するゲストに負担がないかを考えて選びましょう。
| 向いている人 | 慎重に検討したい人 |
|---|---|
| 自然・緑が好き | 天候を気にすること自体が大きなストレスになる |
| カジュアルな結婚式にしたい | 格式ある室内挙式を重視する |
| ゲストとの距離を近くしたい | 大規模な映像・照明演出を重視する |
| 写真をたくさん残したい | 高齢ゲストなど屋外移動が難しい人が多い |
| 自由な演出を楽しみたい | 真夏・真冬しか日程を選べない |
ただし、「向いていない」に当てはまるからガーデンウェディングができないわけではありません。
例えば高齢ゲストが多いなら、披露宴は完全室内にして、写真撮影やデザートビュッフェだけガーデンにする方法があります。
夏なら夕方以降、冬なら短時間だけ屋外を使うなど、取り入れ方を変えることもできます。
ホテル、ゲストハウス、レストランなど、ほかの会場タイプとの違いも比較したい方はこちらの記事を参考にしてください。


ガーデンウェディングについてよくある質問
最後に、ガーデンウェディングを検討するときに気になりやすい疑問をまとめます。
- ガーデンウェディングとはどんな結婚式ですか?
-
庭やテラスなどの屋外空間を結婚式に取り入れるスタイルです。ガーデンで挙式や披露宴を行う場合もあれば、ウェルカムパーティー、デザートビュッフェ、写真撮影など一部だけ屋外で行うケースもあります。
- ガーデンウェディングにおすすめの季節はいつですか?
-
極端な暑さ・寒さを避けやすい春と秋が比較的選びやすい季節です。ただし春は花粉や寒暖差、秋も雨や台風、夕方の冷え込みなどがあります。季節だけで判断せず、利用する時間帯や雨天時の屋内スペースまで確認しましょう。
- ガーデンウェディングの日に雨が降ったらどうなりますか?
-
一般的には屋内会場へ変更したり、屋根付きテラスなどで演出を行ったりします。ただし対応方法は会場ごとに異なります。契約前に雨天時の会場、変更判断のタイミング、追加料金、予定していた演出をどこまで実施できるか確認してください。
- 夏や冬でもガーデンウェディングはできますか?
-
可能ですが、屋外で過ごす時間を短くするなどの工夫が必要です。夏は夕方以降にしたり日陰や冷たいドリンクを用意したりし、冬はヒーターやブランケットを準備する方法があります。無理に披露宴全体を屋外にする必要はありません。
- ガーデンウェディングではゲストの服装を変えてもらう必要がありますか?
-
通常の結婚式と同じ服装でも問題ありません。ただし芝生や砂利の上を歩く場合は、細いヒールで歩きにくいことがあります。屋外を長く利用する場合は、招待状やWeb招待状などで「ガーデンを利用します」と事前に伝えておくと親切です。
- ガーデン付きと書いてある式場ならガーデン挙式ができますか?
-
必ずできるとは限りません。会場によって、挙式ができる、パーティーや演出だけできる、写真撮影のみ可能など利用条件が違います。何をしたいのかを伝え、実際に利用できる範囲・時間・人数を確認してから契約しましょう。
ガーデンウェディングは「晴れの日以外も満足できる会場」を選ぼう
ガーデンウェディングは、青空や緑の中で、ゲストと自然体で過ごせる魅力的な結婚式スタイルです。
挙式だけでなく、ウェルカムパーティー、デザートビュッフェ、集合写真など、ガーデンの取り入れ方も自由です。
一方で、会場選びでは庭の見た目だけで決めないことが大切です。
- ガーデンで何ができるのか
- 自分たちのゲスト人数でも十分な広さがあるか
- 雨の場合はどこで実施するのか
- 暑さ・寒さを避けられる屋内スペースがあるか
- 高齢者や子どもも移動しやすいか
- 音響や照明など必要な設備があるか
- スタッフにガーデン婚の経験があるか
このあたりまで確認しておけば、「思っていたガーデンウェディングと違った」という失敗をかなり防ぎやすくなります。
そして、個人的に一番大切だと思うのは、晴天のガーデンだけでなく、雨が降った場合の結婚式にも納得できる会場を選ぶことです。
結婚式当日の天気だけは、自分たちで決められません。
晴れたら憧れていたガーデンを存分に楽しみ、雨でも気に入った室内会場で楽しく過ごせる。そんな式場なら、天気予報に振り回されすぎず当日を迎えられます。
ブライダルフェアでは、ガーデンだけでなく雨天時の会場までセットで見せてもらい、自分たちとゲストの両方が快適に過ごせる会場を選んでみてください。
“`










コメント
コメント一覧 (2件)
[…] 結婚式のガーデンウェディングとは?会場の選び方 […]
[…] […]