ブライダルフェアというと、無料試食やチャペル見学、ドレス試着など楽しいイメージがありますよね。
私たちも式場探しをしていたときは、「無料で料理も食べられるし、とりあえず行ってみよう」というくらいの気持ちで参加したフェアもありました。
ただ、実際に参加してみると、ブライダルフェアは楽しいだけのイベントではありません。
1会場を見るだけでも2〜3時間ほどかかることがありますし、見学の最後には具体的な見積もりや「本日契約なら○万円割引」といった当日成約特典を案内されることもあります。
結論からいうと、ブライダルフェアは式場選びのために参加する価値が高い一方、何も準備せずに行くと判断を誤りやすいのがデメリットです。
| 主なデメリット | 対策 |
|---|---|
| 1会場でも時間がかかる | 1日1〜2会場程度にする |
| 当日成約を勧められる場合がある | 契約条件を決めてから参加する |
| 会場が実際以上によく見えやすい | 装花・料理など通常プランとの差を確認する |
| 初期見積もりが安く見えることがある | 希望に近い内容で見積もってもらう |
| 複数回ると情報が混ざる | 同じ項目で比較・記録する |
| 試食・来館特典に条件がある | 予約前に対象条件を確認する |
| 営業連絡が増えることがある | 候補会場を絞って参加する |
特に初めてのブライダルフェアは、会場も料理も演出もすべて素敵に見えます。だからこそ、「その場で決めないと損」と思い込まないことが大切です。
この記事では、ブライダルフェアのデメリットと注意点を、実際に式場を選ぶときに役立つ対策とあわせて詳しく解説します。
ブライダルフェアにはデメリットもある?行く価値は十分ある
「デメリットがあるなら、ブライダルフェアへ行かずに式場を決めたほうがいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、基本的にはブライダルフェアへ参加することをおすすめします。
公式サイトやSNSの写真だけでは、披露宴会場の広さ、チャペルまでの移動、スタッフの対応、料理の味などは分かりません。
実際に会場へ行けば、
- チャペルや披露宴会場の雰囲気
- ゲストが利用する待合スペース
- 駅から会場までのアクセス
- 料理の味やボリューム
- スタッフの接客
- 自分たちの希望日での見積もり
などを一度に確認できます。
問題なのはブライダルフェア自体ではなく、「フェアで見たもの=実際の結婚式のすべて」だと思ってしまうことです。
華やかな会場を見て気分が高まっているときほど、費用や契約条件など現実的な部分まで冷静に確認しましょう。
会場そのものの具体的なチェック項目については、以下の記事で詳しくまとめています。
ブライダルフェアの7つのデメリットと対策
ここからは、実際にブライダルフェアへ参加する前に知っておきたいデメリットを紹介します。
ほとんどは事前に知っていれば対策できるものです。特に初めて参加する方は、次の7つを覚えておいてください。
1.1会場でも2〜3時間ほどかかることがある
まず想像以上に大変なのが、ブライダルフェアにかかる時間です。
内容にもよりますが、会場見学、相談、試食、見積もりまで含むフェアでは、1会場につき2〜3時間程度かかることがあります。
さらに、相談が長引いたり見積もりを作り直してもらったりすると、予定時間を超えることもあります。
「午前、昼、午後で3会場くらい回ろう」と詰め込みすぎると、最後の会場では疲れて説明がほとんど頭に入らないことも。
個人的には、1日に回るなら多くても2会場までがおすすめです。
2会場回る場合も、次の会場までの移動時間に余裕を持たせましょう。
式場見学は意外と頭を使います。チャペルを見て、料理を食べて、見積もりを説明されて……2軒目の終盤にはかなり疲れるので、件数を詰め込みすぎないほうが比較もしやすいです。
2.当日成約を勧められることがある
ブライダルフェアで最も注意したいポイントのひとつが、当日の契約です。
会場によっては、
本日ご契約いただければ、会場費○万円を割引します。
といった当日成約特典を案内されることがあります。
もちろん、本命会場で見積もりや契約条件まで納得しているなら、その日に決めること自体は問題ありません。
ただ、1会場目でまだ比較材料がない状態では、提示された金額が本当に安いのか判断しにくいですよね。
「今日決めれば50万円安くなる」と聞くと50万円を失うように感じますが、別の会場なら元の見積もり自体がそれより50万円安い可能性もあります。
当日契約する場合は、少なくとも次の点を確認してからにしましょう。
- 希望日時が本当に確定しているか
- 料理・衣装などが現実的なランクで入っているか
- 持ち込み条件に問題がないか
- 申込金はいくらか
- キャンセル・日程変更の条件
- 特典が適用される条件
少しでも迷っているなら、「他の会場も予約しているので比較してから決めたい」と伝えて問題ありません。
第一希望が決まったあと、費用について相談する方法は以下の記事で詳しく解説しています。


3.会場が実際の結婚式より豪華に見えることがある
ブライダルフェアは、式場側にとって会場の魅力を知ってもらう大切な機会です。
当然ながら、会場はきれいにコーディネートされ、料理も魅力的に見えるよう準備されています。
ここで注意したいのが、フェアで見た装花やテーブルコーディネートが、そのまま基本プランに含まれるとは限らないことです。
例えば、フェアでは大きな高砂装花や豪華なゲストテーブルが用意されていても、見積もりに入っている装花はもっとシンプルな内容という場合があります。
料理も同様です。
試食で出てきた肉料理が一番上のコースの料理なら、初期見積もりの料理との差額を確認しておかないと、契約後に大きく見積もりが上がることがあります。
見学中に気に入ったものがあれば、
今日見ている装花は、見積もりに入っている金額で再現できますか?
と聞いてみるのがおすすめです。
4.最初の見積もりが安く見えることがある
ブライダルフェアの最後には、希望人数や挙式時期をもとに見積もりを作ってもらうことが一般的です。
ここで注意したいのが、初回見積もりと最終的な支払額は同じとは限らないこと。
例えば、次のような項目が最低限の内容になっていると、打ち合わせを進めるにつれて金額が上がりやすくなります。
- 料理・ドリンク
- ウェディングドレス
- カラードレス
- 装花
- 写真・アルバム
- エンドロールなどの映像
- 引き出物
安い見積もりを出してもらうことが目的ではありません。
「料理は実際に選ばれることが多いコース」「ドレスは少しランクアップ」など、自分たちが最終的に選びそうな内容を入れて見積もってもらうほうが比較しやすくなります。
見積もりの細かなチェック方法までここで説明すると既存記事と内容が重なるため、詳しく知りたい方は以下を確認してください。


5.複数のブライダルフェアを回ると情報が混ざる
1会場目では、「チャペルが広い」「料理がおいしい」「スタッフが親切」と細かく覚えていても、3会場、4会場と増えるにつれて情報が混ざってきます。
特に似た雰囲気のホテルやゲストハウスを何軒も回ると、
- どの式場が持ち込み無料だったか
- どこが駅から近かったか
- 料理がおいしかったのはどこか
- どの見積もりに映像が入っていたか
と分からなくなることがあります。
そこで、見学時は同じ項目を毎回メモするのがおすすめです。
| 比較項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| アクセス | 駅からの距離・送迎・駐車場 |
| チャペル | 雰囲気・人数・雨天時 |
| 披露宴会場 | 広さ・設備・ゲスト動線 |
| 料理 | 味・量・コース料金 |
| 衣装 | 提携店・プラン内価格・持ち込み |
| 見積もり | 総額・追加が出そうな項目 |
| スタッフ | 説明の分かりやすさ・相性 |
写真も撮影可能な範囲で残しておくと、帰宅後の比較がかなり楽になります。
6.試食・ギフトなどの特典には条件がある
ブライダルフェアには、無料試食や来館特典、結婚情報サイトのキャンペーンなどが付くことがあります。
お得なので利用して問題ありませんが、特典には条件が設定されている場合があることには注意しましょう。
例えば、キャンペーンによっては、
- 事前エントリー
- 指定サイトからのWeb予約
- 二人での来館
- アンケートへの回答
- 来館後の写真・感想の提出
- 応募期限
などが条件になることがあります。
「フェアに参加すれば自動的にもらえる」と思い込まず、予約前に条件を確認してください。
また、試食もすべてのフェアでフルコースが提供されるわけではありません。一皿試食、ハーフコース、有料試食など内容はさまざまです。
無料試食を楽しみに参加する際の注意点は以下の記事で詳しく紹介しています。


7.参加する会場を増やしすぎると疲れる・営業連絡も増える
比較するために複数の会場を見ることは大切ですが、数を増やせば増やすほどよいわけではありません。
5件、6件、7件と候補を広げすぎると、休日が毎週ブライダルフェアで埋まってしまいます。
さらに、見学後に式場から空き状況の確認や検討状況について連絡が来る場合もあるため、候補が増えるほど対応の手間も増えます。
式場探しを始めると、検索サイトに魅力的な会場がたくさん出てくるので全部見たくなりますが、まずは、
- ホテル
- ゲストハウス
- 専門式場
- レストラン
などから自分たちに合いそうなタイプを絞り、その中から候補を選ぶと効率的です。
何件くらい見ればよいか迷っている方は、以下の記事も参考にしてください。


予約前・当日・参加後に気をつけたいブライダルフェアの注意点
ここまで紹介したデメリットは、参加前に準備しておけばかなり避けられます。
ブライダルフェアを有意義な時間にするために、「予約前」「当日」「参加後」に分けて最低限やっておきたいことを整理します。
予約前:二人の条件をある程度決めておく
ブライダルフェアへ行く時点ですべて決まっている必要はありません。
ただし、何も決めずに行くと見積もりも作りづらく、会場が合っているか判断できません。
最低限、次の項目だけでも二人で話しておきましょう。
- 結婚式をしたい時期
- 曜日の希望
- ゲスト人数の目安
- 予算
- 希望エリア
- 料理・アクセス・会場など何を重視するか
例えば「60〜70名、来年秋、東京駅からアクセスしやすい場所、料理重視」くらいでも十分です。
予約前:フェア内容を確認してから申し込む
同じ結婚式場でも、複数のブライダルフェアが開催されていることがあります。
- 無料試食付き
- 模擬挙式付き
- ドレス試着付き
- 相談・見積もり中心
- 短時間見学
料理を重視しているのに試食なしのフェアへ参加してしまうと、改めて別の日に訪問することになりかねません。
「この会場へ行きたい」だけでなく、自分たちが確かめたい内容を体験できるフェアかまで確認して予約しましょう。
当日:最初に退出したい時間を伝える
フェアのあとに別の会場や予定がある場合は、最初に「○時までに出たいです」と伝えておくのがおすすめです。
見積もり相談は長くなることがあるため、終了時刻ギリギリになってから伝えると次の予定に間に合わなくなる可能性があります。
ただし、短い時間にしすぎると十分に確認できません。最初から1会場2〜3時間程度を見込んで予定を組みましょう。
当日:見たもの・食べたものと見積もりを紐づける
フェアでは会場を見るだけでなく、気に入ったものが見積もりにいくらで入っているのか確認します。
例えば、
- 試食した料理はいくらのコースか
- 披露宴会場の装花はいくらか
- 展示されているドレスはいくらか
- 見せてもらった映像演出はいくらか
といった具合です。
ここを確認すると「フェアでは豪華だったけれど、実際に同じ内容へすると見積もりが100万円上がった」というズレを防ぎやすくなります。
参加後:その日のうちに評価を残す
ブライダルフェアが終わったら、その日のうちに感想を整理しておきましょう。
翌週に別の式場へ行くころには、細かな部分をかなり忘れています。
例えば5点満点で、
- 会場:4
- 料理:5
- アクセス:3
- スタッフ:4
- 費用:3
のように点数をつけるだけでも比較しやすくなります。
さらに「絶対にここがよかった」「ここだけ気になる」というコメントも一言残しておくと、最後に2会場で迷ったときに役立ちます。
ブライダルフェアで失敗しやすい4つの参加方法
ブライダルフェアの使い方を間違えると、式場探しに時間がかかるだけでなく、勢いで契約して後悔することもあります。
特に次のような参加方法は避けたほうが安心です。
何も決めずに1会場目へ行く
「まだ何も分からないから、とりあえず見に行く」という参加自体は問題ありません。
ただし、その状態で当日契約までしてしまうのは慎重になったほうがよいでしょう。
1会場目では、料理が1人15,000円だと高いのか安いのか、ドレスはいくらくらい追加になるのかなど、結婚式の相場自体がまだ分かりません。
まずは情報収集のつもりで参加し、自分たちの判断基準を作るのも一つの方法です。
当日特典だけを理由に契約する
当日特典は魅力的ですが、割引だけで式場を選ぶのはおすすめしません。
結婚式では、最終的に数百万円を支払うことがあります。
数十万円の割引を得るために、本当はもっと気に入った式場や自分たちに合う条件を諦めてしまえば、本末転倒です。
割引がなくなった場合の金額も含め、最終的にその会場へお願いしたいと思えるかで判断しましょう。
キャンペーン特典のためだけに興味のない式場を回る
結婚情報サイトでは、複数会場の見学によって特典が増えるキャンペーンが行われることがあります。
どうせ式場を比較するなら利用したほうがお得ですが、特典額を増やすためだけに候補外の式場を何件も追加する必要はありません。
1会場で数時間かかることを考えると、休日を一日使って数千円、数万円の特典を増やすことが本当に得なのかは人によります。
キャンペーンは「行きたい式場が対象なら利用する」くらいの順番で考えると、式場選びの目的がぶれにくくなります。
一度にたくさん見すぎて決められなくなる
選択肢が増えるほど良いと思いがちですが、式場探しでは逆に決めにくくなることもあります。
A会場はチャペル、B会場は料理、C会場はアクセス、D会場は費用が魅力的……と、それぞれ良いところがあるためです。
比較するときは、すべての項目で一番よい会場を探すのではなく、「自分たちは何を一番大事にするのか」を基準に決めましょう。
料理、アクセス、貸切感、費用など優先順位を3つ程度決めておくだけでも選びやすくなります。
ブライダルフェアのデメリット・注意点についてよくある質問
最後に、初めてブライダルフェアへ参加する際に気になりやすいポイントをまとめます。
- ブライダルフェアは行かないほうがいいですか?
-
いいえ。デメリットはありますが、実際の会場、料理、アクセス、スタッフの対応などを確認できるため、式場選びでは参加する価値が高いです。当日成約や見積もりなどの注意点を知ったうえで、比較材料を集める場として利用するのがおすすめです。
- ブライダルフェアに行ったら契約しないといけませんか?
-
契約する必要はありません。式場から当日成約特典を案内されることはありますが、納得できなければ持ち帰って検討して問題ありません。他の会場も予約している場合は、その旨を正直に伝えましょう。
- ブライダルフェアは1日に何件までがおすすめですか?
-
1会場あたり2〜3時間程度かかることがあるため、多くても1日2会場程度がおすすめです。2会場参加する場合も、移動やフェアが長引く可能性を考え、時間に余裕を持たせましょう。
- ブライダルフェアは一人で参加しても大丈夫ですか?
-
一人でも参加できる会場はあります。ただし、その場で日程や予算を判断しにくくなることがあるため、事前にパートナーと希望条件を共有しておきましょう。また、試食や来館キャンペーンなどに「二人で参加」といった条件が設定されている場合もあるので、予約前に確認してください。
- 試食を目的にブライダルフェアへ行っても大丈夫ですか?
-
実際に結婚式を検討していて、料理を確認する目的もあるなら問題ありません。料理はゲスト満足度に関わる重要な項目なので、試食はむしろ積極的に利用したいところです。ただし、結婚式をする意思がなく食事だけを目的に参加するのは避けましょう。
- ブライダルフェアは予約なしでも参加できますか?
-
予約なしで対応してもらえる会場もありますが、基本的には事前予約がおすすめです。試食や試着などは人数や枠が限られている場合があり、予約なしでは希望する内容を体験できない可能性があります。来館特典やキャンペーンも事前予約が条件になることがあります。
デメリットを知っておけばブライダルフェアは式場選びの強い味方になる
ブライダルフェアには、華やかな会場を見たり、料理を試食したりできるメリットがある一方で、参加前に知っておきたいデメリットもあります。
- 1会場でも2〜3時間ほどかかることがある
- 当日成約を勧められる場合がある
- 会場が実際以上に豪華に見えやすい
- 初期見積もりと最終金額に差が出ることがある
- 複数会場を見ると情報が混ざりやすい
- 試食やキャンペーンには条件がある
- 会場を回りすぎると疲れて判断しづらくなる
ただ、これらはブライダルフェアへ行かないほうがいい理由ではありません。
むしろ、注意点を知ったうえで参加すれば、公式サイトを見るだけでは分からない情報をかなり集められます。
特に大切なのは、「フェアで素敵だったから」ではなく、「自分たちが実際に結婚式をするときにも満足できるか」で判断することです。
当日見た料理や装花はいくらのプランなのか、最終的な見積もりはいくらになりそうなのか、ゲストにとってアクセスしやすいかまで確認してみてください。
そのうえで2〜3会場を同じ条件で比較すれば、自分たちに合う式場がかなり見えやすくなります。
ブライダルフェアは「その日に契約するための場所」ではなく、「自分たちが納得して式場を選ぶための情報を集める場所」と考えておくと、雰囲気や特典に流されにくくなります。









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