結婚式でのムービー演出は、ゲストにとっても印象的なシーンのひとつ。しかし、ムービーの準備や費用、上映時間を考えると、「本当に必要なの?」と迷うカップルも多いのではないでしょうか。
実際、結婚式のスタイルやゲストとの関係によっては、ムービーを省略しても十分に素敵な式ができることもあります。
この記事では、結婚式のムービーが本当に必要かどうかを検討するためのポイントや、ムービーを省略しても満足できる演出方法について紹介します。
結婚式ムービーがいらない理由
結婚式のムービーは、最近のウェディングでは定番の演出のひとつです。しかし、ムービーを作らない選択をするカップルも少なくありません。ここでは、結婚式ムービーがいらないと感じるいくつかの理由について詳しく見ていきましょう。
高額な費用がかかる
結婚式ムービーは、プロに依頼するとかなりの費用がかかることが多いです。撮影から編集まで手間がかかるため、費用が膨らむのも仕方ないことですが、その分、他の部分にお金を回したいと考えるカップルもいます。例えば、料理やドレス、ゲストへのおもてなしを充実させたい場合、ムービーにかかる費用を節約するのは賢い選択です。
また、予算が限られているカップルにとっては、ムービーが結婚式全体の満足度にそれほど影響しない場合もあります。結婚式を豪華にしたい気持ちがある一方で、ムービーに高額な費用をかける価値を見出せない場合、無理に取り入れる必要はありません。
制作するのが大変
結婚式ムービーを自分たちで作成しようとすると、思っている以上に時間や労力がかかります。ムービーの内容を考え、写真や動画を集め、音楽を選んで編集する作業は、忙しい結婚式の準備期間中にはかなりの負担になることがあります。さらに、ムービー作成のためのソフトウェアやスキルが必要な場合、慣れていないと苦労することも多いでしょう。
結婚式の準備は、他にもたくさんのやるべきことがあるため、ムービー制作に時間を割けず、結果として「作らなくてよかった」と感じることも少なくありません。手間のかかる作業を減らして、準備をスムーズに進めるためにムービーを省略するのも一つの方法です。
ムービーよりも写真を重視したい
結婚式の思い出を残す方法として、写真を重視するカップルも多いです。写真はゲストとの一瞬一瞬を切り取ることができ、結婚式後も気軽に見返したりシェアしたりしやすい点が魅力です。アルバムを作ってリビングに飾ったり、SNSで共有したりするなど、写真には多くの活用方法があります。
一方、ムービーは長い時間がかかるため、後で見返す機会が限られることが多いです。そのため、「ムービーよりも写真にこだわりたい」と考えるカップルは、ムービーをあえて取り入れず、写真撮影に予算や時間をかける方が満足度が高いと感じることがあります。
どの結婚式ムービーがいらない?
結婚式には、さまざまな種類のムービーが使われることがあります。オープニングムービー、プロフィールムービー、エンディングムービーなど、それぞれのムービーには意味や役割がありますが、すべてを必ず取り入れる必要はありません。
結婚式の規模やスタイル、予算によっては、いくつかのムービーを省略することができます。ここでは、それぞれのムービーがどのような場面で使われるのか、また省略しても問題ないケースについて詳しく紹介します。
オープニングムービー
オープニングムービーは、披露宴の始まりに上映される映像で、ゲストに向けて「ようこそ」と挨拶をするものです。新郎新婦の登場シーンを盛り上げる役割もあり、結婚式のスタートを華やかに演出するのにぴったりですが、必ずしも必要ではありません。特に、少人数の結婚式やカジュアルなパーティーの場合、オープニングムービーを省略して、シンプルに新郎新婦が直接挨拶をするスタイルの方が、温かみがあって自然に進行できることもあります。
また、式の進行がタイトな場合や、あまり時間をかけたくない場合にも、オープニングムービーを作らない選択肢は有効です。ムービーに頼らず、直接ゲストと触れ合うことで、より親密でアットホームな雰囲気を作ることができるでしょう。
プロフィールムービー
プロフィールムービーは、新郎新婦の生い立ちやこれまでの歩みを写真や動画で紹介するもので、ゲストに二人のことをもっとよく知ってもらうための映像です。これも人気の演出の一つですが、すでに新郎新婦をよく知っているゲストが多い場合や、時間を短縮したい場合には省略しても問題ありません。
特に、親しい友人や家族だけを招いた少人数の式では、プロフィールムービーがなくても、十分に二人のことを知っているゲストばかりなので、ムービーを流す必要がない場合も多いです。逆に、ゲストとの会話や一緒に過ごす時間を大切にしたいというカップルには、ムービーに時間を割かずに直接交流することが、より価値のある時間になるでしょう。
エンディングムービー
エンディングムービーは、披露宴の最後に流すお礼の映像です。当日撮影した写真や動画を使って、その日の感謝の気持ちをゲストに伝えることが一般的です。ただし、感動的な演出ではありますが、エンディングムービーを作るためには、その日の映像や写真を急いで編集する必要があり、手間もかかるため、基本的には式場に依頼する形となり、割と費用がかかります。
エンディングムービーを流さなくても、新郎新婦がゲスト一人ひとりに直接お礼を伝えることで、より温かいフィナーレを演出できます。ゲストとの交流を大切にしたい場合や、進行をシンプルにしたいカップルには、このムービーを省く選択もありです。

私はオープニングとプロフィールムービーは流して、エンディングは無しにしました。ちなみに、流したムービーは全部このあと紹介する「Canva」で作りました!
結婚式ムービーを自分で用意する方法
結婚式ムービーを自分で作成することで、費用を抑えつつ、オリジナリティあふれる映像を作ることができます。プロに依頼するほどの費用はかけたくないけれど、手軽にクオリティの高いムービーを作りたいというカップルに向けて、自分でムービーを用意する方法を紹介します。
Canvaのテンプレートを活用する
Canvaは、簡単にデザインができるオンラインツールで、結婚式用のムービーテンプレートも豊富に揃っています。テンプレートを使えば、難しい技術がなくても、おしゃれで完成度の高いムービーを作成することができます。文字や写真、音楽を簡単に入れ替えるだけで、あっという間にオリジナルのムービーが完成します。
特に、プロフィールムービーやオープニングムービーは、あらかじめ設定されたテンプレートに、写真や動画を当てはめるだけなので、デザインのセンスに自信がなくても安心です。Canvaは無料版でも十分に使える機能が多いため、費用をかけずにムービーを用意したいカップルにおすすめです。



有料版も30日間無料で使えるので、その期間を利用して有料テンプレートを使うのもおすすめ!私はこれで作りました!
パワポで作る
パワーポイント(PowerPoint)は、プレゼンテーションソフトとして知られていますが、実はムービー作成にも向いています。使い慣れている方が多いソフトなので、パワポで結婚式ムービーを作るのも簡単です。スライド形式で写真やテキストを配置し、アニメーションやトランジション効果を加えることで、映像作品のようなムービーを作成できます。
パワポで作ったスライドショーは、動画形式(MP4など)で保存することも可能なので、映像として会場のスクリーンに流すこともできます。ソフトに慣れている場合は、自由にレイアウトを変更しながら、二人のストーリーを作り上げていくのが楽しいですよ。
ココナラなどで個人に依頼する
自分でムービーを作る時間やスキルがない場合は、ココナラのようなスキルシェアサービスを利用して、個人に依頼するのも一つの方法です。プロの映像クリエイターだけでなく、リーズナブルな価格で受け付けている個人のクリエイターも多く、予算に応じた提案が可能です。
「結婚式ムービー」と検索すれば、多くのクリエイターが制作を受け付けており、サンプルを確認しながら自分たちの好みに合ったスタイルを選ぶことができます。個人に依頼することで、細かい要望にも柔軟に対応してもらえるため、より自分たちらしいムービーを作ってもらえるのがメリットです。
まとめ
結婚式のムービーは、必ずしも必要ではなく、カップルのスタイルやゲストとの関係に応じて省略する選択も十分にありです。オープニングやプロフィールムービーがなくても、写真や直接の交流を大切にすれば、ゲストにも満足してもらえる式が実現します。ムービーを入れるかどうか迷っているカップルは、ぜひ自分たちにとって何が最も大切かを考え、柔軟に選んでみてください。
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